趣味仲間の集まりの場にて、
青木さんがちょっと暗い顔をしている。
話を聞くと、同業者にちょっと厄介な人がいるらしい。
なんとなく話を聞いて欲しそうな雰囲気を感じた渡良瀬さん。
もう少し詳しく話を聞いてみると、
その厄介な同業者いわく、
お客さんの中に、青木さんの知り合いと縁がある人がいるらしい。
その二人の縁を繋げるように青木さんに言ってきている、、、、とのこと。
青木さんは自分の知り合いの話をその同業者に一切したことがないのに、
いきなり名指しで話を持ち込まれたようだ。
青木さんとしては自分の知り合いの話を、
その人物とは無関係な同業者にするということ自体が問題なので、
相手にしないようにしているようなのだが、
その同業者の話によると、こんなことを捲し立てられるようだ。
「あなたは二人の縁を邪魔している」
「同じスピリチュアルを扱う人間として、それはどうなんですか?」
「あなたは本当の縁というものを理解していない」
「魂のレベルでは、まだ終わっていないんです」
最後のセリフになんとなく嫌な予感を覚えた渡良瀬さん。
青木さんと無言のアイコンタクト。
青木さんの知り合いって、これ、もしかして私のことでは?
もしかして厄介な同業者のお客さんって、元カレ?
隣をふと見ると奥さんがうんざりした顔をしていた。
女の勘的にもひっかかるものがあったようだ。
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