第16話 春日神社の日常

渡良瀬さんは近所の春日神社を訪れる。

いつものように。

今日は50円玉だ。

なんとなく。

ご参拝。

で、振り返ると何かいる。


来たときには気づかなかったが、

何かいる。


なんだろうかと、見てみると、

どうも最近亡くなられた方のようで。


戸惑っている感じがなんとなく伝わってくるが、

こういう手合はたまにいる。

特に何もしなくても、

しばらくするとどこかに行く。


おそらく成仏されるのだろうが。


そっとその場を去る渡良瀬さんであった。


風の吹く松竹梅

小説書いてます。 すべて架空の世界の出来事。

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