第29話 青木さんの話4

「コーヒーいかがですか?」

我々が日の出を眺めていると、

青木さんがそうオススメしてきた。


なにやらご用意のいいようで。

到着してからなにかしているな、とは思っていたのだが、

外でお湯を沸かして

コーヒーを飲むための準備をしてきていたようだ。


「ありがたくいただきます。」

青木さんのおすすめに乗っかり、

コーヒーを頂く。


ふーふーしつつ、日の出を眺めつつ、一口。

現地で沸かした

熱いコーヒーをごくり。


あ。

これ、すごい、いい。

これ、すごい、気持ちいい。


青木さん、ありがとう。


我々はしばらく、日の出を眺めながら、

コーヒーを楽しんだ。



風の吹く松竹梅

小説書いてます。 すべて架空の世界の出来事。

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